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「寝る」と「眠る」の違いとは?

ライティング

なぜかWebライターは夜更かしをしがちな職業です。
知り合いのWebライターと話をすると大半が、深夜12時を過ぎても仕事をしてしまうと言います。
今回はそんなWebライターたちがつい軽視しがちな「睡眠」に関わる二つの言葉、「眠る」と「寝る」の違いについて、辞書を引きながらお話していきます。

「眠る」とはつまり「休止した状態になること(であること)」

まずはさっそく「眠る」の意味を、明鏡国語辞典の第三版で確認してみましょう。

【動詞】
①目を閉じて、体や意識の活動が一時的に休止した状態となる。寝る。
②死ぬことを遠回しにいう語。永眠する。また、埋葬されている。
③活動をやめて静かな状態になる。
④活用されない状態のままにある。

『明鏡国語辞典 第三版』より

辞書に並んでいる4つの意味を眺めてみると、「眠る」という言葉はつまり「休止した状態になること(であること)」が本質であることが分かります。

「休止状態」、つまり「動きが止まっていること」が意味の本質であるがゆえに、その対象は人間や動物に留まらず、さまざまなものに対しても「眠る」は応用できる言葉となっています。

「眠る街並み」「眠っている財産」「草木も眠る丑三つ時」などがそれです。

また、「動きが止まっていること」が本質であるために、「眠る」では、その姿勢までは問われないのがポイントであり、このことが「寝る」との大きな違いであると言えます。

「寝る」のポイントは「横たえること、横になっていること」

それでは「寝る」の意味について、明鏡国語辞典の第三版を確認してみましょう。

【動詞】
①体を横たえる。横になって休む。
②寝床に入る。また、眠りにつく。眠る。
③病気になって床につく。ダウンする。伏せる。
④立っているものが倒れて伏した状態になる。
⑤共寝をする。
⑥資金・商品などが活用されない状態である。

『明鏡国語辞典 第三版』より

こちらも6つの意味を眺めると、「寝る」とは「横たえること、横になっていること」といった意味が本質であることが見て取れます。

「眠る」のように「体や意識が休止状態になる」ことは、「寝る」では必要不可欠な要素ではありません。
休止状態にとらわれない「寝る」のフレーズとしては、以下のようなものが挙げられます。

「寝ながらスマホをいじる」
「髪の毛が寝ている」
あいつと寝たの?」
「寝物語」

なお、「横たえること、横になっていること」が本質であるため、やはり「寝る」も人間や動物以外にも使える言葉となっています。この点は「眠る」と共通です。

私たちは自然と「寝る」と「眠る」と使い分けている

今回は辞書を用いて「寝る」と「眠る」の違いを読み解きましたが、日本語ネイティブであれば無意識のうちに「寝る」と「眠る」をある程度使い分けることができています。

たとえば「眠り姫」や「眠り薬」が、「寝姫」や「寝薬」だと、なんとなく変だなと思うはずです。

あるいは「あいつと寝たの?」と「あいつと眠ったの?」では、聞かれている事柄がまったく違うと感じるでしょう。

このように自然と操れている言葉でも、あらためて調べてみるのはとても楽しいです。
ただいまの時刻は午前3時7分。やっぱり夜更かししてしまいましたが、そろそろ私も寝なくては。

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