フリーランス初心者からよく受ける質問のひとつが「フリーランスとして売上を上げるには、何をしたら良いんですか?」という類のものです。
そこで今回は、特に独立直後の1年目を思い返してみて、私が大事だなと思うポイントをご紹介していきます。
大事にすべきこと その1:仕事を得るためには「案件」ではなく「人」を探す
初心者フリーランスが仕事を探すには「クラウドソーシングサイト」で探すのが良い、とよく言われます。確かに、クラウドソーシングサイトは誰でも手軽に仕事を探して応募できる良さがありますが、個人的にはそこに執着する必要はないかなと思います。
理由は3つあります。1つ目が、爆安単価の案件が多すぎること、2つ目が良い単価の案件があったとしてもそれに取り組むまでに手間と時間がかかること、そして3つ目が、継続性がないことです。
特に「継続性がないこと」は、割と深刻な問題です。継続性がないということは、来週あるいは来月にはまた別の案件を探さなければならないということであり、これでは効率が悪いばかりか心理的にも良くないからです。
なので私は、クラウドソーシングサイトはたまに覗いてみる程度にして、まずは継続的に仕事をくれる人にアタックする「営業活動」に力を入れるべきだと思います。
具体的には、Wantedlyなどのように企業の担当者等と直接コンタクトをとれるサービスサイトを利用すると良いでしょう。ウェブライターの場合には、Facebookにあるいくつかのライターコミュニティで、たまに企業等担当者がライターを募集しています。また、Twitterで「ライター募集」と検索してみる、という手段もあります。
私の経験則を話すと、人と会う営業活動による案件獲得率は、だいたい3割といったところ。7割ほどは仕事に結び付かないわけですが、企業の担当者と対話をする経験は、プラスにはなれどマイナスにはなりません。「こういったことが合わなかったんだな」とか「こういったことは評価してもらえた」と、毎回なにかしらの材料を持ち帰ることができ、フリーランスとしての自己成長につなげられるからです。
大事にすべきこと その2:クライアントとの「約束」は絶対に守る
フリーランスとして仕事をしていて、クライアントからよく聞く話が「納期やフォーマットといった約束を守ってくれるフリーランスは意外と少ないよ」というものです。「フリーのライターに依頼しても半分はマトモに返ってこない」なんて話も聞きます。
個人的には、約束を守るなんて人として当然のことなので「なんでこんな当たり前のことができないんだ?」という気持ちですが、これって裏を返せば、「約束を守る」だけでも、そのこと自体をクライアントは評価してくれる、ということではないでしょうか。
スキルやクオリティが未熟な初心者フリーランスが信頼を得るためには、「約束を守る」ことは最低限の義務であるとともに、他のフリーランスより一歩前に出るストロングポイントにもなる訳です。
約束を守らないことで与えてしまった「不安」は後からは中々ぬぐえませんが、作業クオリティの「不足」は後からいくらでもカバーできます。約束を守ることを愚直に貫き通し続ければ、次第にクライアントからの信頼が蓄積されていき、仕事量や単価アップにもつながってきます。
大事にすべきこと その3:「やったことない」だけで仕事を断らない
フリーランスとして実際に仕事に取り組んでみると、未経験の作業に結構、遭遇します。
ウェブライターの場合でいえば、インタビュー、写真撮影、音源の文字起こし、画像選定、画像編集、CMS操作、etc…。
時にはクライアントから、やったことがない作業を振られることもあるのですが、そうした場合に「やったことがないから」という理由で断るのは、非常にもったいないです。
なぜかというと、やったことがない=できない、ではないから。
例えば「CMS操作」。これは確かに未経験だと手が出しづらい作業に思えますが、操作方法を解説してくれるウェブサイトや本はたくさんあります。ゼロからウェブサイトを構築するのは無理にしても、記事の入稿くらいであれば、ウェブサイトや本を見ながらでも十分に出来たりします。
もちろん、はじめのうちは時間がかかるでしょうが、仕事として取り組んだ作業の経験は、確実に自分のスキルアップにつながっていきます。初心者であるからこそ一つ一つの作業を念入りに行うことで、本を読むだけでは身に付かない実力がついていきます。
フリーランスとして「実はこれもできるんです」というオプションを複数持っておくことは、仕事の獲得に非常に有利に働きます。ぜひ、仕事を通じて自らのスキルアップにも貪欲に挑戦していきましょう。
もちろん、どう考えても自分の手には負えない作業については、しっかりと「できない」旨を伝えることも、信頼を得るためには重要ですよ。

