フリーランスや副業として注目の仕事のひとつ「Webライター」ですが、具体的にどんな仕事なのかよく分からない人も多いはず。
私自身、Webライターを丸5年やって、ようやくこの仕事がどのようなものかを把握できてきました。
そこで改めて今回は、Webライターとはどんな仕事なのかを、簡単&丁寧に解説します!
Webライターの仕事は、Web上に公開する文章を書くことがメイン
Webライターの仕事は「Web上に公開する文章を書くことがメイン」とざっくり表現できます。
Web上というのは、ホームページやオウンドメディア、ニュースサイト、LP(ランディングページ)などのWebページのほか、メールマガジンやWP(ホワイトペーパー)、最近はYouTubeなどの動画のシナリオライティングもあります。
「Webライター」と聞くとなんとなくフリーランスの仕事というイメージをお持ちの方もいるかもですが、企業に社員として所属するWebライターの方もいますし、副業でやっている方も多くいます。
Webライターがほかの「書く」仕事と違うところ
文章を書く仕事といえば、小説家や新聞記者といった職業もあります。これらの仕事とWebライターの仕事では、大きく2つ違うところがあり、それがWebライターという仕事の特徴にもなっています。
① 文章の目的
一つ目の違いが、文章の目的です。
小説家や新聞記者が書く文章、つまり小説や新聞記事は、基本的には「読んでもらうこと」が重要な目的となっています。
一方で、Webライターが書く文章の場合は、必ずしも「読んでもらうこと」だけが目的ではないことも多いです。
例えば、先ほど「メールマガジン」をWebライターが書くものとして紹介しましたが、メールマガジンは読んでもらうだけでなく、そこから商品を購入してもらったり、サービスを使ってもらうことが目的のものも多いですよね。
メールマガジン以外にも、企業のオウンドメディアのブログ記事は、一見すると「読んでもらうこと」だけが目的のようですが、実際には自社の商品やサービスの売り込みも兼ねているケースも多くあります。
このように、Webライターが書く文章は、必ずしも「読んでもらうこと」だけではなく、それ以外にもさまざまな目的で使われる、という特徴があります。
② SEOの知識が求められる
もう一つ、Webライターならではの特徴が、「SEOの知識が求められる」ということです。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略。日本語にすると「検索エンジン最適化」という意味です。
インターネットユーザーが必要な情報を検索するとき。多くの場合「Google」などの検索エンジンを使い、検索結果の1ページ目に表示されるWebページを上から順に見ていくでしょう。
つまり、WebライターがWebページを作るときには、この検索結果のなるべく前のページ、できれば1ページ目に表示されるように作ることが重要になります。
そのための色々な取り組みをまとめて「SEO」と、Webライティング界隈では呼んでいます。
もう少し詳しく説明すると、Googleはインターネット上にあるWebサイトを適宜巡回して中身をチェックしています。
そして「お!このページはユーザーの検索したいことにしっかり答えられているな!」と判断したものを、検索結果の上位に持っていきます。
このGoogleが行うチェックで評価されるためには、たとえばWebページのタイトルや章項目の設定の仕方、メタ要素の設定、内部リンク構造の最適化など、押さえるべきポイントがいくつもあります。
逆に「こういう作り方をするとマイナス評価を受ける」というポイントもあります。
こういったポイントは文章の中身以外にいろいろあり、Webライターの作文とは直接関与しないこともあります。
しかし、もちろん「Googleから見て正しく分かりやすい文章であること」も超重要なので、文章を書くWebライターにもSEOの知識が必要になる、というわけです。
なぜフリーランスのWebライターはお金をもらえるのか?
冒頭で「Webライター」はフリーランスや副業として注目の仕事のひとつ、と書きました。実際、私自身もそうであるように、フリーランスのWebライターとして生計を立てている人は少なくありません。
なぜ、Webライターという仕事はフリーランスとして成立するのでしょうか?
少しかみ砕くと、なぜフリーランスのWebライターは、クライアントとなる企業などからお金をもらえるのでしょうか?
ここからは、Webライターの主戦場のひとつ「コンテンツマーケティング」というフィールドを想定して、主な理由を2つご説明しましょう。
① ライティングに専従するマンパワーが割けない企業が多い
企業がマーケティング目的で宣伝するためにブログ記事やLPなどを書く場合、外様のフリーランスが書くよりも、自社の自社の商品やサービスのことをよく理解している社員さんが書いた方が、良いものが書ける気がします。
実際、そういう風にやっている企業も無くはありません。
しかし多くの企業はさまざまな事情などにより、Webライティングに専従するマンパワーを割けないことが多いです。
さまざまな事情と書きましたが、個人的には「そもそも人材がギリギリ」という企業がやはり多いように感じます。
日本の企業のほとんどは社員数がそれほど多くはない中小企業ですし、しかも今の時代はさらに人材不足が加速しています。
商品やサービスの開発に関わる人手や、営業・人事・総務・法務などといった絶対に必要な部門ならともかく。例えばわざわざオウンドメディアを運営するというような施策は「やらなければ会社の運営が成り立たない」ものでは必ずしもありません。
それならば、ライティング会社やフリーランスライターに外注した方が、手間が省けるしコスパも良い。
こういった事情があるので企業は、外部にライティングの仕事を発注してくれることが多いのです。
つまりこの場合、「社内人材の育成のためにコストを支払う代わりに、外部にお金を出す」という経営判断により、私たちはお金をいただけているロジックが成り立ちます。
② コンテンツマーケティングで明確な成果を上げたい
コンテンツマーケティングの最終目的は、商品やサービスの売上につなげることです。
しかし、実際に商品やサービスの売上につながるようなコンテンツマーケティングを展開するためには、企業の商品やサービスに対する理解はもちろんのこと、マーケティング的な知識やノウハウ、さらには先にご説明したSEOを含めたWeb関連の知識やノウハウを、高い次元で活用する必要があります。
そのような高度で専門的な作業だからこそ、専門家であるライティング会社やフリーランスライターに仕事を任せたい、と思ってくださるクライアントも多く存在します。
つまりこの場合は、「売上という明確な成果を上げるための、コンテンツマーケティングという施策への投資」という経営判断により、ライティング会社やフリーランスライターはお金を得ている、というロジックになります。
さて、ここまでご説明した①と②の目的は、どちらか一方のみが理由というものではなく。実際には①「人材不足」という事情があった上で、やはり②「明確な成果を上げたい」という考えをどの企業も持っています。
つまり、特にコンテンツマーケティング目的でWebライティングをする場合には、クライアントが求める「明確な成果」は何かを意識することが大事、ということになります。
Webライターはどうやって仕事を得ているのか
今回最後にご説明する話は、Webライターの仕事の獲得方法です。
これは裏を返すと、企業はどうやってWebライターを見つけているのか、という話になります。
詳しいことは別の記事で書きますが、おもな方法は次の4つです。
- ライティング会社に頼る
- 人脈をたどってWebライターを見つける
- クラウドソーシング系サイトで見つける
- SNSでWebライターを見つける
副業あるいはフリーランスとして個人でやる場合には、2.人脈をたどってWebライターを探している企業を見つけるか、3.クラウドソーシング系サイトで仕事を見つけるか、4.SNSでWebライターを探している企業を見つけるかの、どれかの方法で仕事を獲得します。
私感ですが、おそらく仕事を最も獲得しやすいのは、やはり3のクラウドソーシング系サイトでしょう。しかし、クラウドソーシング系サイトの場合、企業と直接契約する場合と比べて単価が低い印象があります。
個人的には人脈によって企業を紹介してもらい、直接契約を結んだ方がしっかりとお金を貰えている印象です。しかし、企業を(仕事を)紹介してもらう(ための人脈を構築する)には、やはりWebライターとして経験と実績を重ねることが必要不可欠です。
したがって、特にWebライターになりたての頃は、クラウドソーシング系サイトやSNSなどを通じて仕事の実績を重ねていくのがベーシックなルートなのかなと思います。
「Webライターとしていきなり何十万も稼ぐことは難しい」とよく言われるのは、こういった事情があるからでしょう。
まとめ
以上、Webライターとはどんな仕事なのかを簡単&丁寧に解説してきました。
Webライターとして生計を立てるには、このWebライターというのがどういう仕事で、どうして職業として社会に必要されているのかを理解するのが重要だと思います。
今回の記事がそういう意味で、みなさまのお役に立てていただければ幸いです。

