締め切りを守ることは、クライアントとの信頼関係が超重要なWebライターにとっては至上命題…と分かってはいるものの、ついうっかりしてて〆切ギリギリの提出になってしまったり、〆切を過ぎてしまった経験のある方もいるでしょう。
そこで今回は、Webライターとして5年働いてきた中で培ってきた「〆切の守り方」に関するテクニックや考え方をご紹介します。
〆切の守り方その1.「覚える」のではなく「記録」して管理する
〆切を守るための基本の「キ」であり、意外と疎かにしがちなのが、〆切を頭で「覚える」のではなく「記録」して管理する、ということです。
直近の案件が数件しかない、現在進行中の案件が1件だけという状況だと特にやりがちですし、実際その程度あれば〆切を「覚えて」おいて対処できなくもありません。
しかし、たとえ案件の数が少なくとも、〆切は絶対に「覚える」のではなく「記録」して管理するようにしましょう。
これには2つの理由があります。
1つ目が、しっかりと「覚えた」と思っていても、何かの拍子にポンと忘れてしまったり、あるいは別の何か困りごとや悩み事が入ってくると上書きされてしまうからです。これはおそらく、「仕事の〆切」という記憶は長く使うものではないと脳が判断しているから、なのだと思います。「忘れる」可能性がある以上は、「記憶」よりも「記録」に頼った方が安全で確実です。
2つ目が、〆切を「記録」する作業をルーティン化して定着させることが、〆切を確実に守る仕組みづくりとなるからです。特にWebライターとして働き出したばかりの頃だと案件はまだ少ないので「覚える」ことができそうですが、多少面倒でもその頃から〆切を「記録」する作業を確立しておけば、後から案件が増えていっても対応できるようになります。
〆切を記録する具体的な方法としては、「スケジュール帳に手書きで書いておく」「グーグルカレンダーなどに電子的に記録しておく」「パソコンに付箋を貼り付けて常に目に入れられるようにする」など、色々な方法があります。それぞれ一長一短であり、自分に合った方法を探すのが良いと思いますが、大事なことは「自分が普段必ずチェックする(使い慣れている)ツールに記録する」ことです。
というのも、例えば「to do アプリをわざわざ入れて〆切を管理しようとしてみたけど、いつの間にかto do アプリの存在自体を忘れてしまっていた」ということがよくあるんです。使い慣れていないツールを使ってしまうと、それをチェックする作業自体を忘れてしまい、結果的に〆切を管理できない、というわけです。
個人的におすすめなのは、「付箋をパソコンに貼り付ける」という方法です。これなら案件を請けたらすぐに書いて貼れるし、終わったら剥がして捨てれば良いので管理がしやすい。何より「付箋がある=〆切がある案件が残っている」ことが視覚的に分かりやすいので、「忘れる」リスクをかなり軽減できます。付箋がたまってきてしまったら「パンクしそう!」の合図にもなります。

ただし、ノートパソコンを持ち運んで色んな所で仕事をするタイプの人は、付箋が剥がれてしまう可能性があるので、付箋以外の方法のほうが良いかもしれません。付箋を使いたい場合はセロテープで補強して剥がれないようにするなどの対策をしましょう。
〆切の守り方その2.〆切の前日、寝る前までに作業を終わらせる
〆切を守るのが苦手な人にありがちなのが、〆切を「その日までに仕事を終わらせる日」と捉える考え方ですが、これだと〆切(その日)に仕事が終わらない可能性があり、やや危険です。
〆切は「出来上がった原稿等をクライアントに提出する「だけ」の日」として捉えるようにし、作業は締切の前日、寝る前までに終わらせるようにしましょう。
〆切の前日に作業を終わらすことには、〆切を守る以外にも「提出当日に時間的余裕があることで、ブラッシュアップが可能になる」というメリットがあり、実はこれが結構大きいです。
というのも、ライティングの作業に熱中するとどうしても、視野が狭くなってしまうんです。いま自分が作っているかたちの文章が最良のものだ!と意識してしまい、それ以外の表現方法や言葉遣いといった選択肢が見えなくなってしまうんですね。
一晩寝かせたカレーが美味しいのと同じで、文章も一晩寝かせてあらためて見てみると、改善できる点を見つけられてより良いものに仕上げられます。「〆切の前日に作業は終わらせる」。これは是非、トライしてみてほしいです。
〆切の守り方その3.〆切を守れない≒クライアントの信頼喪失と心得る
〆切を守るテクニックって色々と語られるんですけど、個人的にはとにかく「もし〆切を守れないとクライアントからの信頼を失ってしまう」という意識を自分の中に持つことが大事だと思っています。
というのも、複数のクライアントが異口同音に「Webライターに依頼しても半分くらいは締切を守ってくれない」という話をします。また残念ながら、同じくWebライティング界隈の人間が「〆切ってあんまり守れないよね?」と、さもWebライターあるあるかの如く話しているのも目にしたことがあります。
要は、Webライターが〆切を守れないのって、スケジューリングの難しさとか案件の多さとか、そういう話よりも実は「〆切を絶対に死守するという意識」の不足が要因であったりすることも、決して少なくないんです。
クライアントも鬼ではありませんから、たとえ1回、〆切を過ぎてしまったとしても、きちんとお詫びをすれば許してくださったりします。しかし、表面上は許してくださっていても、心の中では「このライターは〆切を守れないのか、ダメだな」とネガティブ評価されてしまっている!と思った方が良いでしょう。
まとめ
「〆切を守ろう!」と思っていても、どうしても漏れてしまったり遅れてしまうことはあります。そういった漏れや遅滞を無くすためのテクニックが、今回ご紹介した「その1」や「その2」です。
つまり、まずはベースとして「〆切を守らないことはクライアントの信頼を失うこと!だからこそ〆切は絶対に守らなければ!」という意識を徹底して持つこと。その上で、そのための具体的な手法として手帳やアプリや付箋といったツールを活用したり、〆切前日に作業を終わらせたりすること。
個人的にはこれこそが、Webライターが〆切を守るために必要不可欠な考え方だと思っています。

