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聞いてないよー!フリーランスライターの「理想像」と「現実」を語ります

ライティング

私は、会社員でいることが嫌でイヤでたまらなくて、フリーランスになった人間です。会社員という働き方にネガティブな気持ちを持っていた反動で、フリーランスという働き方にはかなり理想的なイメージを持っていました。ところが、実際にフリーランスとして働いてみると、そうした「理想像」とは違う「現実」があることに気付くんです。

というわけで今回は、フリーランスライターの「理想像」と「現実」について、個人的な経験談をお話します。

「カフェでコーヒーでも飲みながらお洒落に働く」は本当?

フリーランスのライターといえば、なんとなく「カフェでマックブックを開くオシャレな人間」を想像する方も少なくないのでは、と思います。

たしかに、ノートパソコンひとつあればどこでも仕事ができるのは、フリーランスライターの良いところのひとつです。

が、実際に仕事をしていると、以下のような理由で「カフェでコーヒーでも飲みながらお洒落に」というのが、あんまり現実的ではないことに気付きます。

  • カフェの机に置いたノートパソコンよりも、自宅のデスクトップパソコンの方が圧倒的に捗る
  • 落ち着いて集中できるカフェが身近にあるとは限らない
  • カフェに通う時間とお金がもったいない

こういった理由により、フリーランスライターの多くは「自宅にカンヅメで地味にタイピングしている」のが現実なんじゃないかなと思います。少なくとも私自身はそうです。もちろん、取材等の外出を除けばの話です。

とはいえ、「ノートパソコンひとつあればどこでも仕事ができる」というのも事実ではあります。なので実際のところは「月に1回くらい訪れる“どうしようもなく集中できないとき”の気分転換としてカフェを使う」というケースが多いのではないでしょうか。そういった使い方なら私もします。たいていいつも仕事に集中できず、読書をして過ごすことになりますが。

そういえば一時期「ワーケーション」という言葉も流行りましたね。あれ実際にやっている人どれくらいいるんだろう?あれも結局「旅行に行くなら仕事なんかしたくない」っていう人が多い気がします。

「自分の時間を自由に使える」は本当?

フリーランスは就業時間の決まりがないから、自分の時間を自由に使える!というキラキラした話もよく目にします。

が、これを私自身の経験に基づき正しく解釈し直すと

「自分の時間を自由に使えることは本当だけど、その使い道として“仕事”を入れ込んでしまうので、結果的には“休み時間”が会社員時代よりも減る」

というのが現実だなあ、と思います。
私の場合、去年の休日日数は44日。1週間に1日以下で、とんだブラック自営業です。

一応言っておくと、これはそれなりに仕事をいただけているライターの場合の話であり、贅沢な悩みとも言えます。仕事がないライターの場合は「仕事」の代わりに「将来のことを考えてとても暗い気持ちになる時間」か「何かしなきゃ!と思って何かやるけど何の成果も生めていない時間」が入り込むことになります。辛い。

なぜ、フリーランスのライターはワーカホリックになってしまうのか?これは会社員にある「通勤」という心理的な「オンオフの切り替え」が無いことが理由だと、私は思っています。

要は、起きて徒歩10秒以下でパソコン=職場にたどり着ける環境なので、オンオフの切り替えがうまくできず、結果「起きてる時間は全部オンタイム」になってしまうんです。

ただし、ポジティブな情報を入れておくと「この日は休みにしよう!と思えばだいぶ簡単に休みを確保できる」というメリットも確かに存在します。私の場合、推しのアイドルが平日にコンサートを開催することもあり。会社員時代は上司の顔を伺いながら申請を出さなきゃいけなかったけど、今は平然と「やった!ここは休むぞ!」とスケジューリングできたりします。

「日本語が書ければ誰でもライターになれるし稼げる」は本当?

これはちょっとタイトル付けが過大な気もしますが…Webライターという仕事のメリットとして「誰でもできる仕事」だと言われることや、他者からそう思われることはよくある話です。

しかし。断言します。ライターは、他の仕事のほとんどがそうであるように、誰でもできる仕事ではありません。

なぜならば、日本で教育を受けていれば日本語は誰でも書ける「からこそ」日本語を書くこと以外のスキルがいくつも求められるからです。

例えば、私がまさに今、記事を書いているこのブログ。これを運営するためには

  • サーバーを契約しドメインを取得する
  • CMS(このサイトはWordPressです)でサイトを構築する

といった「書くこと」以外のスキルが必要になります。

さらに、クライアントから依頼されてマーケティング目的のコンテンツを書く場合には

  • クライアントやサービスのユーザーをイメージしてキーワードを選定する
  • クライアントに向けてコンテンツの企画を説明する(場合によっては企画書や構成案を出す)
  • 書いた記事についてクライアントとコミュニケーションをとり修正等を行う
  • (場合によっては)クライアントが指定するCMSで入稿・公開操作を行う

といったスキルが必要です。あ、それとクライアントの業界やサービスに関する専門的知識も学ばないと、ですね。

ほかにも、

  • インタビュイーから適切な情報を引き出すためのインタビュースキル
  • インタビュイーの写真を見栄え良く撮影するスキル
  • 記事内で使用するグラフや図表をパワーポイントでキレイに作るスキル
  • コンテンツのPVやCVを計測・確認・データ化して戦略を立てるスキル
  • 自分のスキルを売り込んで新たな仕事やクライアントを獲得する営業スキル

などなど。安定して仕事を貰えるWebライターになるには、実践的なスキルをそれなりに自分のモノにしなければいけません。

これまた他のほとんどの仕事がそうであるように。Webライターには常に「スキル」に貪欲になる姿勢が必要不可欠。日本語が書けるならできる仕事というのは、残念ながらだいぶ甘く見てる(見られている)話なのです。

それでも私はWebライターになって良かったと思う

というわけで今回は、フリーランスライターの「理想像」と「現実」について、個人的な経験談をお話してきました。

いろいろと酸っぱい話をしてしまった気がするけど、それでも私はWebライターになって良かったな、と今は思っています。

Webライターという仕事の醍醐味については、またどこかの機会で記事にしようと思いますが。やっぱり「すごくいい文章です!」などとお褒めの言葉をいただいたり、「コンテンツのおかげで仕事を受注できました!」といった具合にクライアントの成果につながったりすると、とてもやりがいを感じられます。

スキルを身に付けることに抵抗が無く貪欲になれる人、その時々の仕事に簡単に満足や妥協をせずに常に改善を心がけられる人には、とても向いている仕事ではないでしょうか。

…とはいえ、最近は「AIライター」なるものが登場しており。Webライターという仕事自体の危機感を覚えつつもありますが。そうだ、AIライターについても今度調べて記事にしようかな。

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