フリーランスとして独立しようとしたり、副業でお小遣いを稼ごうとする方の多くが一度は検討するだろう仕事「Webライター」。文章を作るだけなら自分でも出来そう!と思われがちな仕事ですが、実際のところ「未経験」から、いきなりWebライターになることはできるのでしょうか?
先に答えを出しておくと「可能」です。実際、私も前職はメディアとは無関係な会社のサラリーマン。まったくの未経験からWebライターになった身です。
とはいえ…。未経験でも始められる仕事ですが、その一方で決して簡単な仕事ではありません。簡単な仕事ではないはずなのに「簡単になれる!」と誤認してこの世界に飛び込んでしまったために、単価数円以下の格安案件の沼で溺れそうになっているWebライターも少なくありません。
そこで今回は、そもそもWebライターとはどういう仕事なのかをご説明しつつ、未経験から「大変な苦労なく生きていける」程度のWebライターになるまでのプロセスについて、実体験も交えながらお話します。
そもそもWebライターってどういう仕事?
Webライターとは、ひらたく言うと「インターネット上のコンテンツで使う文章を書く仕事」のことを言いますが、「お金を稼ぐ仕組み」の観点から見ると、以下の3つに分けられます。
① 誰かの代わりに文章を書くことで、その誰かからお金を貰う
② メディア媒体等に自分で考えた文章を載せることで、そのメディアからお金を貰う
③ 自分で運営するメディア等に文章を載せることで、PVを集めることでお金を稼ぐ
広義で捉えれば、これら3つをまとめて「Webライター」と言うことも出来ますが、狭義で考えれば、②は「記者」、③は「ブロガー」あるいは「アフィリエイター」と呼ぶことができます。
これら3つとも、同じ「文章を書く」作業ではありますが、文章の目的がそれぞれ違うので、求められるスキルや文章の書き方にも違いがあります。
よって、未経験から「Webライターになりたい!」と思っている場合、自分が「Webライター」になりたいのか、「記者」としてニュース記事や批評記事を書きたいのか、あるいは「ブロガー」としてバズるコンテンツを作りたいのか、考えてみることから始めるべきでしょう。
なお、私自身は③の方法ではお金を稼いでおりません。なのでここからは、①と②の仕事のお話という前提で、読み進めていただければ。
未経験のWebライターが「実績」がないから仕事が貰いづらい
冒頭で私は「Webライターは未経験でもできるが、決して簡単な仕事ではない」旨をお伝えしました。
この理由はたった一つ。それは「実績のないWebライターに仕事を任せてくれるクライアントはほとんどいない」ということです。これはWebライターに限った話ではありません。特にフリーランスの場合は基本的には「他者ができないことを代わりにやる仕事」ですから、即戦力となるスキルが求められるのは当然です。
また、Webライターの場合は、システムエンジニアなどとは異なり、実力を証明するための資格や検定が(一般的に認知されているレベルのものは)存在しません。要はクライアントから見て、仕事を頼もうとしているWebライターが「自分の代わりに仕事をできるか」を見極めるためには、そのWebライターが実際にアウトプットしてきた仕事(=実績)を確かめるしか方法が無いのです。
もちろん、クラウドソーシング系サイト等を見れば「未経験でも可」の仕事もチラホラあります。けど、手厳しいことを言いますが、「未経験でも可」の仕事は、求められるスキルの水準がかなり低い。よって、報酬も相当低いものしかありません。
とはいえ、未経験のWebライターがオンラインで仕事を獲得しようとする場合、やはりこういった低報酬の仕事からコツコツ経験と実績を積む、というプロセスがメインになってしまうでしょう。Webライターの現実は甘くはないというのは、こういった「スタートの難しさと大変さ」にあります。
ですから、未経験からWebライターとして将来は飯を食っていきたい方は、今やっているメインの仕事はそのまま続けることで人生の安定性を確保しつつ、まずは副業としてWebライターの仕事を始めて経験と実績を積んでいく、というスタートの仕方を私はおすすめしたいです。
ちなみに副業がダメという会社の場合は、1年くらいは年収が超激減しても食べていけるくらいの貯金をしてから始める、という手段もあります。いずれにしろ重要なのは、ほとんどのWebライターは仕事を始めて数か月から1年くらいはお金を稼ぐのに苦労するので、そうなっても大丈夫なようにしておく、ということです。
経験と実績を積みながらやるべきなのは「人=クライアント」と会うこと
未経験からWebライターとして仕事を始めて、どうにかこうにか少しずつ経験と実績を積めてきたら。
私だったらネクストアクションとして「Webライターを探しているクライアント」を探すことをおすすめします。
「Webライターを探しているクライアント」と会うためには、実に色々な方法があります。が、私も実際に仕事を貰った方法としておすすめなのは、フリーランス向け、あるいはフリーランスも対象とした求人サービスを利用することです。
なぜ求人サービスがおすすめなのか?それは、クライアントと直接つながることができるからです。
Webライターという仕事が一般的になり、目指す人も増えてきた今。クラウドソーシングサービスの案件も増えてきてはいます。そうしたサービスは確かに便利ですが、それよりも、わざわざ手間暇をかけてクライアントを探して「直接」つながることには、様々なメリットがあります。
システムやサービスを介さないので手数料等が取られない。クライアントと直接コミュニケーションをとれるので仕事に関する相談がしやすい。そして何より、Webライターとしての信頼を高めることで、より多くの仕事を、より継続的に貰いやすい。これらはいずれも、案件単位でしかクライアントとつながることが難しいクラウドソーシングサービスにはないメリットです。
私がクライアントを探していた際の経験則ですが、10社にアポイントをとったとしたら実際に会えるのは3~4社。そこから仕事につながるのは1社。つまり9社へのアポイントは結果的には無駄骨です。それでも、クライアントと直接つながることによるメリットを考えれば、私はクラウドソーシングサービスよりも、クライアントに直接コンタクトを取ることにチャレンジすべきだと思います。
安定的に仕事を任せてもらえるクライアントを数社見つけること。これが「大変な苦労なく生きていける」安定したWebライターとなるための、大変だけど非常に重要なステップです。
まとめ
今回は、そもそもWebライターとはどういう仕事なのかをご説明しつつ、未経験から「大変な苦労なく生きていける」Webライターになるまでのプロセスについて、実体験も交えながらお話してきました。
今回ご案内した方法は、あくまで一つの方法です。他にも色々なWebライターの生き方はありますが、私のようにスペシャルなスキルもない中で未経験から始める場合には、コツコツと実績を積みつつ執念深くクライアントを探す、という地道なやり方が一番の王道のように思います。
そういった意味でやはりWebライターは「甘くはないけど頑張ればできる」仕事だと思うのです。

